2026/02/23 10:33
春のゲレンデ、「急に板が止まる」 感覚ありませんか?
湿雪・ザラメ・黄砂・花粉、さらに降雨。
春雪では滑走面下に過剰な水膜が形成され、吸着が起こりやすくなります。
本来、滑走には適度な水が必要ですが、多すぎると逆に抵抗となり
板掴み(ストップ雪・妖怪掴み) と呼ばれる失速につながります。
さらに春になると雪面に雪氷微生物が活発に活動を開始し
微生物由来の粘性のある有機堆積物が存在し、これは板掴みを加速させる要因にもなります。
では実際に掴み雪・ストップ雪を顕微鏡で覗いてみてましょう
観察結果:
・大量の黒色有機物の塊
・雪氷藻類、菌類、バクテリア
そして
・鉱物粒子は微量
・Cl, Na, K濃度が高い(海塩・植生影響)でもこれは1年中です
春の板掴みの主因は微生物由来有機物にあります。
微生物は自らが生存しやすい環境を作るため、表面にネバネバした保護膜
いわば生体バリアを形成します。最近はバイオフィルムと言われてます
雪の上という過酷な環境(低温・紫外線)で、生存するため
ネバネバの網目を作ることで、雪の結晶に自分たちを固定し、
さらには紫外線や乾燥から身を守るバリアにしています。
この天然のネバネバしたバリアは滑走面のポリエチレン ワックスと
いった炭化水素に親和し、滑走の基礎である「水潤滑」を阻害することで
春特有の板掴みを引き起こしていきます。
水潤滑の阻害がスムーズな滑走に必要な雪氷上の水(融水)の維持を
難しくし、斜度の変化で融水の厚みが変化したり、速度が変わると
理想的な流体潤滑から摩擦が大きな境界潤滑にへと変化し、ガクッと
抵抗がかかるように感じられます これがいわゆる板掴みです。
春の板掴み(掴み雪、ストップ雪)対策シリーズには全て
グリセリンやグリコールを基材とした水系潤滑リキッドを付属しており
独自の親水性ナノダイヤ分散技術により水膜保持と生体由来の春汚れに対応。
そして黄砂などの硬質の鉱物粒子にはナノダイヤベアリングが作用し
高摩擦条件でも滑走性を維持します。
✔ 板掴みを軽減
✔ 汚れ雪でも走りをキープ
✔ PreHeatジェルなら手軽に施工可能
春を最後まで、気持ちよく。
